ロミオとジュリエット効果とは?(恋愛心理学編)
あなたの周りに、彼氏または彼女と別れた方が良いと思っている友人はいないでしょうか?
友人のことを思うと、つい交際に反対してしまいがちです。
しかし、これは逆効果かもしれません。
というのも、ロミオとジュリエット効果といって、周囲に反対されればされるほど、恋愛感情が盛り上ってしまう現象があるからです。
シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」のように、お互い愛しながらも周囲の激しい反対があると、その障害を乗り越えようと、恋愛感情が盛り上がることが由来です。
ロミオとジュリエット効果が起こる理由
周囲から交際を反対されると、そのカップルは生理的に興奮状態になります。
興奮状態になると胸がドキドキしてきて、それが交際相手に対する興奮だと勘違いするためという説があります。
また、障害を一緒に乗り越えようとして、一体感が出てきて、結果お互いの仲がよくなるという理由もあるでしょう。
さらに、人は禁止されると逆にやりたくなるという傾向があるというカリギュラ効果や、自由が脅かされると自由を取り戻そうとする心理的リアクタンスが影響しているのかもしれません。
使えるシチュエーション
別れさせたい場合
特に自分の子供や友人の恋人が好ましくない相手の場合はつい交際を反対してしまいがちです。
しかし、あまりにも激しく反対すると、ロミオとジュリエット効果により、逆効果になってしまう場合があります。
そのため、強く反対せずに、ときには見守ることも必要かもしれん。
恋人とのマンネリを解消したい場合
ロミオとジュリエット効果を自分の恋愛に応用することもできるかもしれません。
というのも、ロミオとジュリエット効果によれば、交際に何か障害があった方が、2人の恋愛感情が盛り上がるからです。
特に、長年付き合っていてマンネリ状態のカップルは、2人の間にワザと障害を作ってみるのも良いかもしれません。
ただし、あまりにも解消するのに負担が大きい障害の場合は、相手が重荷に感じてしまい、別れる原因にもなりかねないので注意が必要です。
関連する心理効果&現象
■吊り橋効果
生理的な興奮を恋愛の興奮と勘違いする現象
■カリギュラ効果
禁止されるとやりたくなる現象
■心理的リアクタンス
自由が脅かされると自由を取り戻そうと反発する現象
キャラクターたちの会話
ふむふむ…
2人の間に障害があった方が恋愛感情が盛り上がるのか…
となると…
サシミちゃんとボクとの間にも障害を作った方がいいのか…
シャケ君なにブツブツいってるの?
え!?
いやー何でもないよ!
変なのー