リンゲルマン効果

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リンゲルマン効果とは?(ビジネス心理学編)

仕事や作業を早く終わらせたい場合、単純に人数を増やせば良いと考えてしまいがちです。

しかし、心理学的に考えると、単純に人数を増やすことは、人的資源を無駄に使うだけで、思ったより成果が上がらない可能性があります。

というのも、リンゲルマン効果といって、集団で作業する場合は、人数が増えれば増えるほど1人あたりのパフォーマンスが低下することが知られているからです。

リンゲルマン効果の例

リンゲルマン効果を分かりやすく理解するために、例を紹介をしましょう。

例えば、10人が1人ずつ個別に1時間作業すると1人あたり平均10個作れる商品があるとします。

しかし、この10人を集団で作業させて、個人の成果が分からないようにすると、1人あたり平均8個しか作れなかったというような現象が起きるということです。

このように、リンゲルマン効果は人数が増えるほど手抜きする人が多くなることから、社会的手抜きとかフリーライダー現象(タダ乗り現象)、社会的怠惰などとも呼ばれています。


リンゲルマン効果の語源
マクシミリアン・リンゲルマンの実験によってこの効果が明らかにされたことから、リンゲルマン効果という名前になった。
リンゲルマンは綱引きなどの集団作業での1人当たりのパフォーマンスを調べる実験をした。実験の結果、人数が増えるほど1人あたりのパフォーマンスは低下した。

リンゲルマン効果が起きる理由

リンゲルマン効果が起こりやすい状況は様々ありますが、主な状況を以下にまとめて紹介します。

>■リンゲルマン効果が起こりやすい状況

状況1:個人の成果が評価されづらい状況
状況2:成果に反映された報酬がもらえない状況
状況3:集団全体が怠けている状況

以上の状況から、リンゲルマン効果が起こるのは、個人の努力が集団に隠れてしまって、見えなくなるということが原因と考えられます。

状況1のような状況では、個人の成果がしっかりと評価されている場合に比べて、「怠けていると思われたくない」とか「期待に応えたい」という意識がなくなってしまうので、手抜きが多くなるでしょう。

また、状況2や3のように、自分がいくら頑張ったって見返りがなかったり、周りが怠けているのに自分が頑張るのは馬鹿らしいと思ってしまうのも手抜きが多くなる要因になります。

使えるシチュエーション

集団で作業する場合

特に単純作業の場合は、負担が少ないため、おしゃべりなどをして手抜きしてしまう人が多くなりがちです。

そこで、リンゲルマン効果の影響を少なくするために、集団で作業する場合はチーム分けをすると良いでしょう。

例えば、集団で街のゴミ拾いをする場合を考えてみると、Aチーム、Bチーム、Cチーム、…
というように分けて作業を取りかかるというようにします。

チーム分けをすることで、自然と対抗意識が芽生えて、他のチームよりも多くゴミを拾おうというような気持が出てくる効果もありそうです。

集団で仕事を行う場合

あなたが仕事上で指揮役となっている場合は、リンゲルマン効果が起きないように配慮する必要があります。

仕事を分担して役割を決めるとうことは、ほとんどの会社でやっていることだと思います。

しかし、ほとんどが個別の仕事のリーダーを決めるだけで、リーダーの下に付く人には責任のある役割を与えていないということが多いのではないでしょうか。

責任のある役割がないということは、グループ内でリンゲルマン効果が起きやすい状況になる可能性があります。

そこで、リーダーでない人も、グループ内での役割と責任を明確にして、グループ内の役割でリーダーシップをとるようにしてあげると良いかもしれません。

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■傍観者効果
人は周囲に人が多くいるほど、援助行動を起こしにくくなる。

キャラクターたちの会話

シャケシャケ

ふむふむ…
そうなのかー

ミートミート

んーー…

シャケシャケ

どうしたの?ミート君。

ミートミート

ボクは1人で作業するより、みんなで作業した方がはかどると思うけどなー

シャケシャケ

どうして?

ミートミート

だって、宿題をやる時もボク1人の時よりも、シャケ君と一緒にやった方がはかどるもん。

シャケシャケ

それは、ただボクに教えてもらっているだけでしょ…

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