ブーメラン効果で説得が逆効果に！？

ブーメラン効果とは？（ビジネス心理学編）

あなたは誰かに何かをして欲しい時に、粘り強く説得してしまうこともあるでしょう。

しかし、これは逆効果をもたらすかもしれません。
というのも、ブーメラン効果と言って、説得すればするほど相手は抵抗してしまうことがよくあるからです。

例えば、あなたもある商品を買おうとお店に行ったのに、店員にしつこく購入を促されたら買う気が失せてしまった経験はないでしょうか？

このように、人は説得されると急に反対の行動をとろうとしてしまうものなのです。

ブーメラン効果が起こる理由

人は基本的には自由でいたいと考えています。
この自由が奪われようとすると、必死に自由を取り戻そうとする「心理的リアクタンス」という心理効果が生まれます。

このように、説得されるときも自分で考えて行動する自由を奪われそうになるため、ブーメラン効果が起こってしまうと思われます。

使えるシチュエーション

もしあなたが誰かに何かをして欲しいと考えているなら、しつこく説得するのは辞めておきましょう。

説得するのではなくて、相手がそれをすることによるメリットなどを話して、自ら決めさせるという戦略をとった方が上手くいくかもしれません。

関連する心理効果＆現象

■心理的リアクタンス
自由が奪われようとすると、自由を取り戻そうとする心理現象。

キャラクターたちの会話

シャケ

ふぅ…
あの店員さん話がながいんだよなー。
結局スマホ買わなかったよ。

シャケ

あんまりしつこくされると買う気がなくなるなー。

シャケ

あっ、これって何かの心理効果なのかな？
今度、博士に聞いてみよう。