エンハンシング効果とは?(教育心理学編)
何か始めようと思っていても、三日坊主で終わってしまった経験は誰しもあると思います。
しかし、誰か応援してくれる人がいると頑張れる事があります。
このように、外的報酬などにより、内発的動機(やる気)を高めることをエンハンシング効果といいます。
効果的にするには
外的報酬の中でも、言語的な報酬を与えるとエンハンシング効果が期待できると言われています。
言語的な報酬というのは、応援や賞賛などです。
また、結果よりも過程を褒めるとより効果的だと言われています。
使えるシチュエーション
自分が頑張りたい場合
自分が頑張りたいときは周りから応援してもらうようにしましょう。
例えば、あなたがダイエットを成功させたいなら、周りに目標を言っておきましょう。
そして、頑張っている姿を周りから応援してもらったり、褒めてもらえればエンハンシング効果が期待できます。
この時、好意を寄せている人や信頼している人から応援してもらった方が、よりやる気がでるかもしれません。
相手に頑張って欲しい場合
誰かに頑張って欲しい場合は、積極的にその人を応援するようにしましょう。
例えば、上司が部下に頑張って欲しい場合は、部下が頑張っている姿を褒めましょう。
この時、結果よりも過程を褒めたほうがエンハンシング効果が期待できます。
組み合わせると効果的な心理効果&現象
■ピグマリオン効果
周りから期待されると、良い結果を出せるようになる効果
【組み合わせ例】
期待しながら、頑張っている姿を褒める。
注意点
外的報酬を与えると、逆にやる気をなくしてしまうことがあります。
これをアンダーマイニング効果と言います。
やる気がなくなりやすいケースは、すでに頑張っている人が、物質的な外的報酬(賞金)などを与える時に起こりやすいと言われています。
そのため、外的報酬には物質的な報酬ではなく、言語的な報酬を与えるようにしましょう。
キャラクターたちの会話
シャケ君、ボクよりもさしみちゃんに褒めてもらった方が嬉しそうでだね。
えっ?
そっ、そんなことないよ。
ホントに?
一人だけじゃなく、他の人にも褒められたから
もっと嬉しくなっただけだよ・・・
まあ、それならいいけど…
ふうっ…
危なかった…