ストループ効果とは?(ビジネス心理学編)
突然ですが、次の課題をやってみて下さい。
課題1:次の文字の色を順に答えて下さい。
(文字を読むのではなく色を答える)
課題2:次の文字の色を答えて下さい。
(文字の読むのではなく色を答える)
どうでしょうか?課題1よりも課題2の方が読むのに時間がかかってしまったと思います。
課題1と2の違いは、課題1が文字の意味と色が合っているのに対し、課題2は文字と色が異なっている点です。
このように、同時に与えられた2つの情報同士が干渉しあってしまう現象をストループ効果といいます。
また、同じ課題で文字の意味を答える場合でも、同様に文字と色が異なっている方が読むのに時間がかかってしまいます。
これを逆ストループ効果と呼びます。
このようなストループ効果や逆ストループ効果は情報の受け手を混乱させてしまったり、ストレスを与えてしまうため、デザインとしては避けたい現象の一つです。
ストループ効果が起こる理由
ストループ効果が起こる原因は、同時に目にする情報の一方を選択肢、もう片方の情報を無視するのに手間取るからだと言われています。
使えるシチュエーション
ストループ効果においては、起こさないようにすることが重要です。
特に、デザインにおいては注意しなければなりません。ストループ効果や逆ストループ効果は色と色の意味で紹介しましたが、それ以外にもチグハグなデザインによって、受け手が混乱してしまうケースがあります。
ですので、以下の事柄を注意しながらデザインをすると良いでしょう。
・文字と色のイメージを一致させる
・文章の内容と合った画像を添える
・商品のイメージと合う色を選択する
キャラクターたちの会話
ストループ効果?
簡単に言うと、同時に与えられた2つの情報同士が干渉しあってしまう現象のことじゃ。
今回の場合は「文字の意味と色のイメージが異なっていて判断が鈍った」ということじゃな。
なるほど、パッと見て分かりにくいってことだね。
デザインではストループ効果が起きないように注意しなければならないのじゃ。