アンダーマイニング効果

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アンダーマイニング効果とは?(教育心理学編)

子どもが何かを頑張ったときに、ご褒美としてお小遣いをあげたり、何か買ってあげる親も多いと思います。

「ご褒美をあげることで、子供はもっとやる気を起こすだろう」という考えかもしれませんが、実はあまり良い方法ではないかもしれん。

アンダーマイニング効果の例

というのも、外的報酬を与えることで、やる気がなくなってしまうアンダーマイニング効果というものがあるからです。

アンダーマイニング効果が起きやすい外的報酬は賞金など、物質的な報酬が多いとされています。


アンダーマイニング効果の語源
アンダーマイニング(undermining)は「弱らせる、土台を壊す」という意味があります。外的報酬によって、せっかくやる気があったのに台無しにしてしまうことから、このような名前になったと思われます。

アンダーマイニング効果が起こる理由

やる気を持って何か課題を取り組んでいる人は、その課題を楽しくてやっている場合が多いです。

しかし、外的報酬を与えてしまうと、報酬を得ることが目的化してしまい、その課題自体に興味を失ってしまうので、やる気がなくなってしまうといわれています。

使えるシチュエーション

アンダーマイニング効果は起こさないことが重要です。
以下のようなシチュエーションで、アンダーマイニング効果が起きないように、さらにやる気を引き出してあげることが重要です。

子どもに対して

子どもがある課題を一生懸命取り組んでいる場合は、物質的な報酬ではなく、言語的な報酬(褒めるなど)を与えましょう。

アンダーマイニング効果を防ぐ

外的報酬の中でも、言語的な報酬はアンダーマイニング効果が起きにくく、逆にエンハンシング効果という、やる気を出させる効果も期待できます。

特に小さな子どもは親に褒められることはうれしいと思いますから、物質的な報酬ではなく褒めてあげることが得策です。

部下に対して

仕事ができる部下はもともと高いモチベーションを持って仕事をしている場合が多いです。

もちろん、仕事ですので対価を与えることも重要ですが、やはり、言語的な報酬を与えてエンハンシング効果を引き出すことも大切です。

アンダーマイニング効果を防ぐ

周りから仕事の成果に対して称賛を受けることで、できる社員は高いモチベーションを維持して仕事をしてくれるかもしれません。

関連する心理効果&現象

エンハンシング効果
外的報酬によって、やる気をなくしてしまう現象のこと。

キャラクターたちの会話

ミートミート

へー…そうなのかー
でもボクはお小遣いが出た方が頑張れそうだなー

シャケシャケ

一瞬だけやる気が出るだけでしょ?
勉強が好きにならないとダメだよー

ミートミート

それができるといいんだけどなー・・・・

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